30代WEBクリエイターが1年間の独学で予備試験合格を目指す

30代WEBクリエイターが1年間の独学で予備試験合格を目指し、その中での工夫や気づき等をアップしていきます。

予備試験独学1年合格を目標に(1ヶ月目/前半)

スクール東京さんの試験までの日程カウントダウンを参考にさせて頂いて(http://www.schooltokyo.jp/share/top/countdown/)「平成29年司法試験予備試験短答式試験まであと328日。


僕が司法試験の予備試験を受けようと決めたのが丁度今年の司法試験開催日(5月11日)だったので、早い事にもう挑戦を決めて1か月以上の日数が経ちました。


僕がこの1か月でやった事、それは


「学習計画と作戦を立て、環境を作る」事でした。


初学者が独学1年で予備試験に合格するという挑戦にとって、
この1か月という期間はとても大切な期間に感じるでしょう。


でも、僕はこの1か月間、まだまともに試験範囲の学習を進めていません。


何でかと言うと、僕が法律知識に関して初学者だからです。

 

敵すら知らない人間は、多少の時間をかけてでもまず敵を知った方が良いんです。
それを「遅れを取ること」とは僕は思いません。

実際に僕がやった事を振り返ってみると


①BOOK OFFに去年までの民法の基本書が売ってたのでそれを買ってサラッと読んでみた。
民法の択一の過去問をサラッとやってみた
③インターネットで数多くの司法試験と予備試験の「学習体験談」を検索して読んだ。
youtubeで公開されている講義のサンプルを見た。
⑤勉強についての脳科学を軽く勉強した
⑥最初の学習に利用したい書籍を購入した
⑦自分学習用のWEBアプリケーションを開発した。
⑧周りの知人を一人予備試験受験に引き込んでみた。


こんな流れです。


一応民法には基本書と択一の過去問に触れてるんですけど、特に学習意欲を持って触れた訳ではありません。


①~⑧は僕の計画の中の流れに沿ってるんですけど、どんな流れなのかをお話していきますね。




民法の基本書の購入と②民法の択一の過去問の購入。について


まずは僕が知りたかったのは、習得する法律の世界がどれくらいの壁の高さを持っているのか?という事でした。色々ネットで調べているうちに出題される法律の範囲(六法+行政法)は早い段階で理解しました。

その中でも、まず入り口として推奨されていたのが民法だったので、
民法の基本書を読んでみる事にしたのです。


運がいい事に家の近所のBOOK OFFに民法の「択一六法」という本と、最新版の民法の択一の過去問の問題集があったのでそれを購入(合計で2,000円くらい)して、読んでみる事にしました。


当然、難しいです(笑)
何を言ってるのかもよくわからないし、まずは言葉の意味が理解出来ないから頭に入ってこない。


とりあえず、内容がわからなくても全体把握の為に東大の首席弁護士が推奨していた「7回読み」の要領で4回くらい読み流してみました。(3日くらいかかった)


そこから購入したもう一冊の択一の過去問をサラッとやってみましたが、まぁわからない。

「ああ、制限能力者ね」
「ああ、代理権ね」

そんな感じで見出しとして基本書から頭に入っていた物があったので、出題されている問題の種類はわかるものの、質問されている事が全くわからなかったので

「やっぱりオーソドックスな学習法はダメだ」

という結論に至りました(笑)

ここまでの潔さはかなり早かったと思います。


隅から隅まで基本書を読んでみてやってみるという方法の積み重ねでは、多分圧倒的に時間が足りない事を一瞬で理解しました。



③インターネット検索した「学習体験談」と④youtubeで公開されている講義のサンプル。


購入した民法の本は置いておいて、合格者や受験者がどの様に勉強したのかを検索しまくりました。


「予備試験 学習方法」とか「司法試験 効率的 勉強方法」とか、それはもうあらゆるキーワードで検索しまくりました(笑)


その中で多かった、「予備校で答練を受けた方が良い」「基本書をまずはじっくりと理解して、必要な言葉は暗記する」等は、やっぱり大切なんだなと理解しつつも今回僕の学習方法には積極的には採用出来ません。


僕が興味を持ったのは、「基本書理解したくらいじゃ論文にはほとんど役に立たない」という感じの意見(これも多かった)でした。


論文には基本的知識力は勿論、規範というものや条文趣旨というものをしっかりと理解・暗記して、しっかりと組み立てていく(みたいな事だと思うが)という事が強く言われていました。


それはネットで検索した「学習体験談」でも、youtubeでサンプル動画を出していた予備校講師も同じような事を言っていました。

 

逆に、論文を理解してから基本をやったらどうなるのか?

そこに興味を持ちました。あまりそういった部分には触れていないのですが

 

論文は当然基本を「理解している事も前程」で更に必要な知識や方式がある。
との事なので、一応論文学習の中でも基本を習得するチャンスはゼロでは無いという気配を感じましたw



じゃあ、それだったら論文からやろう。
僕の学習方針はこれで決まりました(笑)


最初から論文勉強してれば、自然と基礎知識も身に着けられる方法があるんじゃないか?

 

という結論です。基礎学習の時間の大幅短縮です。
あるサンプル動画ではこんな事言ってました。


「携帯電話の分厚い説明書を読む人はほとんどいない。まずはいじってみるでしょ?」


って。初学を論文学習にして実際の法律の使われ方に慣れるという勉強方法を採用しようと決めました。



⑤勉強についての脳科学を軽く勉強した


さて、ちょっとオカルトチックかもしれないですが毎日限られた時間しか学習出来ない僕にとっては、学習方法を工夫していかなければなりません。


もともと1~2か月は勉強の準備期間に使おうと思ってたので、どうせだったら学習の際の脳の使い方も軽く知っておこうかなと思いました。


余談ですが、メジャーで大活躍したイチローは全盛期にこんな感じの事を言ってました。

「僕は最高のプレーをする為に『人体』を勉強しました。」

と。

野球をするのであれば、野球を実際にプレイする自分自身。つまり人体について理解するという事が大切だと語っていました。


これを勉強に置き換えると、


「僕は最高の学習をする為に『脳の仕組み』を学びました。」

という事でしょうから(笑)


そこまで深い勉強はしなかったですが、ライフハッカーさんの「脳科学が教える「効率的に学習する方法」6つのポイント」(http://www.lifehacker.jp/2015/03/150319brain_learns.html)等を参考にさせて貰って、勉強環境を作って行こうと思いました。


対して学習した・・という感じでは無い(多分総計5分くらい)ですが、知っておいて損は無い感じですね。


⑥最初の学習に利用したい書籍を購入した


さて、方針的には論文からやろうという学習方針に決まったのですが、どうやって勉強するか?


初学者がいきなり予備試験の論文のゴリゴリの演習テキストを手にしたところでさすがに豚に真珠なのは僕でもわかります。


最初はその論文に利用する為のエッセンスを学んでいこうと思いました。
要するに「条文趣旨」「規範」「意義」「論点」「判例この辺りでしょうか?
(イメージです。適当な事を言っているかもしれません)


そういったエッセンスの中でも特に大事とされている物を予備試験全範囲拾える参考書籍を買う事にしようと思いました。


そこで購入したのが辰巳出版
「趣旨・規範ハンドブック」です。
3冊くらいで一応全範囲の重要な趣旨と規範のエッセンスがある様でしたので、それを購入。
(最新のものでamazonで中古もあったので、全部で7,000円くらい)


この本が正解なのかどうかはわかりません(笑)

Amazonの評価では判断しにくい感じです。


でも、この中身を使いこなせるようになったら、かなり経験値は上がるんじゃないのか?この後から基礎とか吸収したら凄い勢いで入っていくんじゃないのか?


こんな感じの目論見です。


さて、ちょっと長くなってしまったので、続きは後半へ