自分で作った予備試験独学用WEBアプリケーションを実際に使ってみた。
さて、実際に予備試験学習用のWEBアプリケーションを使って勉強を始めてみた。
どんな具合なのかをお話していこうと思う。
ちなみに予備試験学習用のWEBアプリケーションについては
こちら(http://yobishiken.hatenablog.jp/entry/2016/06/20/203019)の記事で。
とりあえずはまだついこの間環境を作ったばかりなので、これから自分で使用していきながら改善をしていこうとは思うが、作業としては大まかにこんな感じです。
ちなみに、WEBアプリケーションは大まかな基礎知識の習得・論文の素材知識・判例の整理用という用途で開発したので、これ一つで100%全ての学習範囲が網羅できる訳ではないと予想されます。
(色々機能拡張して用途は広げようと思っていますが)
①WEBアプリケーションの学習の流れ(1)
僕は最初の学習用の書籍として辰巳の趣旨・規範ハンドブックをAmazonで購入しました。ネットで調べた感じでも賛否両論はありましたが、「直前の確認用として全体把握に役立つ」等と言われている部分もあり、それを習得する事にはかなり大きなメリットがありそうという判断しました。
さて、実際の使い方の流れとしては
(1)趣旨・規範ハンドブックを読む。
まずは読む事、読んで内容を理解する事から始めます。基本ですね。
例えばハンドブック内には「株主総会に関する訴訟」に関するセクションがあったりします。そのセクションをまずは1つ1つ読んで理解する事。
当然ながら、わからない言葉が沢山ありました(笑)
なので、わからない言葉があったらgoogleで検索。
現在の情報時代、法律用語的な解説でもgoogleで検索するとかなり親切に教えてくれるサイトが沢山あります。
「●●とは?」
例えば
「公開会社とは?」
って感じですね。
で、わからない単語を潰しながら、ハンドブックに書かれている事を理解します。
たまに単語を調べた所で意味が理解しきれない文章とかもあるんですが、
これもまたgoogle先生の便利なところで
例えば
「代理人の議決権行使を定款によって制限する事の効力」とは何ぞや?と思った時に
「代理人の議決権行使 定款 制限 効力」
こんな感じで入力すると非常に優しい解説をしてくれるサイト等が見つかります。
そんな感じで、今のところは100%書かれている事の意味が分からないという事は生じていません。(この先はわからないですが)
(2)セクションごと項目のまとめをWEBアプリケーションに登録していく。
ハンドブックには法律の性質の規範とか趣旨とかが色々解説されているので、それを自分の言葉でまとめます。
WEBアプリケーションとは言っていますが、利用している環境はよくあるwordpressです。
wordpressでセクションごとのまとめを登録していく感じですね。
イメージはこんな感じ。
要するにクイズ形式にしていきます。
※現在タイトルの中に(●・●・●)みたいなのがありますが、僕なりの学習のヒントです。
初学の為に簡単には頭に答えが刷り込まれないので質問に対しての重要なキーワードを思い出して全体の文章を思い出す感じです。
ある程度習得して来たらはPHP操作して「(」~「)」内は非表示にする操作をするだけです。
現在は一つのセッションに関して15問まで設問を作れる様にしているので、
大体は収まってます。
(3)電車の時間・仕事の休憩時間等はスマホを使って問題を復讐
wordpressで登録した内容は当然WEBアプリケーションなので、スマホでいつでも確認する事が出来ます。bootstrapに搭載されていたjqueryのアコーディオンの機能を使って、問題を読んでクリックすると回答のボックスが開く感じですね。
こんな感じ。
数分でも時間が出来た時に手軽にセッションごとの暗記復習が出来るので、便利です。
「あ、時間出来たから株主代表訴訟を復習しよう」
って感じです(笑)
電波の無い圏外で無ければ本当にいつでもどこでもって感じです。
(4)自己評価して習得度をチェック
ページの下には「◎・△・×」でその問題についての自己評価を更新する事が出来ます。
問題を作成して登録したばかりの時のデフォルトは「×」、何となくはわかったけど、もう何回かは繰り返す必要があるなと思ったものは「△」最終目標は登録した問題を全部「◎」にする事です。
一覧でセッションを並べた時とかにも一目でわかるようにしているので、それこそ空いた時間とかにピンポイントで率先して「×」を潰していく感じに勉強できます。
どんどんデータが溜まれば溜まるほど、書籍何冊分、何十冊分ものデータをスマホでいつでも持ち歩いて参照する事が出来ます。
②WEBアプリケーションの学習の流れ(2)
基本的な一日の学習の流れは
「自宅」⇒ハンドブックの読み込みとデータ登録
「外出」⇒スマホで復習暗記
って感じです。
一応「インプット⇒アウトプット⇒反復」っていう基本的な学習の流れはこれで効率良く取れてるかなと思います。
③実際に使ってみて
さて、まだ本日現段階ではWEBアプリケーションを作って3日しか経っていません。
まだ操作に慣れきって無いというのと、初学の為に法律用語がなかなか頭に入って来ない、googleの検索等の時間もあるので、大体1日でハンドブックの30ページくらいを消化している感じですね。
慣れて来たら40ページくらいはいけると思うので、
全範囲で言うと2ヶ月くらいで趣旨・規範ハンドブックのデータ登録は終わるのかなと思います。
勿論、その間にも登録しているデータを反復暗記作業してるので、学習は進んでいます。その間に残り9ヶ月間の学習方法についても煮詰めていければいいなぁとは思ってます。
40ページで大体作成されるセッションは10個くらい。
なので、一日10セッションを外出中の時間に暗記していくイメージですね。
これが少ないか多いかはわからないですが、ある程度調整しながら学習していこうと思っています。
④今度のアプリケーションの機能として
実際にはもう登録完了してるんですけど、まだ利用してはいないのが、上記の機能の判例バージョンです。
登録データとしては
・事例内容
・争いの当事者(原告)
・争いの当事者(被告)
・原告の請求
・関わる法律
・根拠の法律と規定
・被告の反論
・論点・争点まとめ
・裁判所の結論
・結論の理由
この辺りを登録してクイズ化していく感じです。
まぁ、判例数はかなり膨大なので、百選全部を潰す自身はありません(笑)
ただ、これもまたハンドブックの最後に、本書で解説した重要な判例みたいなのがあったので、それは一通り潰していくつもりです。
これを定期的にどんどんやっていけば文章的な問題文の読解力は上がるかなと期待しています。ある程度基本知識のデータ登録作業も慣れてきたら1日2つずつくらいでもやっていこうかなと思ってます。
もう一つは各法律の目次暗記ツールも搭載しようかなと。
全条文の暗記をしない分、全体把握には役立つと思うので。
多分こういうのこそ空いた時間にコツコツやるのが便利だと思います。
どんな感じに表現するかは決まってないですけど、そのうち実装予定です。
⑤まとめ
今回は僕が1年で予備試験に合格する事を目標として2日くらいで開発したWEBツールのお話をしましたが、決して製品の宣伝とかではありません(笑)
問題整理と作成には結構な量のタイピングが必要だし、
自分用なのでちょっとしたバグも無視しています。
でも「工夫」して「効率的」だと思う方法を模索して、常識的な学習方法ではないが、理には適っている様な方法を探して色々足掻いてみます。
というお話でした。
ちなみに約1か月間、学習法確立の為に目が腐るほどに多くの方の合格体験談は読んできたのですが、本格的に学習を始めてからは一切読む事を辞めました。